今週火曜日 (10月1日) に、副大統領候補同志の 討論会がニューヨークでありました。
民主党からはティム・ウォルズ (Tim Walz) ミネソタ州知事、共和党からはJ.D.バンス (J.D. Vance) 上院議員です。
この二人は、カリフォルニア州在住の私にとっては、名前さえ聞いたことがない人物でした。
多分、20歳も年長のウォルズ知事の圧勝かなと思いながらテレビ中継を観ました。
トランプが登場する討論会では、一種のショー的な面白さもあるのですが、今回の副大統領候補討論会は、正統派討論会という感じで見応えがありました。
ウォルズ知事は、オドオドした田舎のオッチャンと云う感じで、たえずメモを書いていました。
「落ち着け!落ち着け!!」ってな自己暗示のメモでも書いていたのでしょうか?
それに対して、バンス上院議員は、整然と淀み無く話していました。
いつそれが乱れるかと期待もあったのですが、最後まで全くペースは変わらず、これには驚かされました。
従って、予想に反し、今回は、バンスの勝ちと云うのが私の観ての感想でした。
大きなスキャンダルを起こさなければ、バンスは、4年後の有力大統領候補の可能性大ですね。
それには、まず今回勝って副大統領になる必要がありますが、、。
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最近は、手持ちの読む本が無く、ひたすら再読の日々です。
75Kmほど離れたところにブックオフもあるのですが、乱視気味の眼では、怖くて自分で運転して行く気にもなりません。
今回、再読したのは村上龍の1987年に女性向け雑誌「MORE」に連載されていた小説 「69」です。
前回読んだのは、記録が無いので不明なんですが、多分10年くらい前でしょうか?
当然、内容詳細は一切記憶に残っていませんので、初読み同様の新鮮さで再読出来ました。
時代設定はタイトルになっている1969年です。
早生まれの村上龍は、私より1学年下の同世代です。
その年 (1969年)、大学入試に失敗した私は大阪の予備校生でした。
多くの大学で、学生による封鎖があり、後日聞いた話では、授業は全く無く自宅待機の日々だったようです。
村上龍の通っていた佐世保市の高校同様、封鎖騒ぎがあった高校が大阪でもありました。
私の通っていた予備校でも、アジ演説もどきをする者も居ました。
「これが正義だ!!」と言わんばかりの演説を聞かされて、いつも私が思ったのは「なんで、それが正義やと分かるんやろか。何が正義だと云う様な大層な事は、誰にも分からんのとちゃうか?」と云う事でした。
そんな事を言うと、決まって返ってくるのは「それは、年寄の考えや!!」と云うキツ〜ぃ反論でした。
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